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ガヤガヤとした通りの賑わいを足早に通り過ぎ、ジェイはモフモフ族の村へ急いでいた。
どういうわけか、あの源聖レクサリア皇国の聖皇が今起こりつつあるヴァーツラフ軍対連合軍の戦争において、
彼を作戦参謀にと言ってきた。
確かに今は情報に明るかったり、作戦を立てることに長けていたりするが、それでも自分にという絶対的根拠が見当たらない。
それに自分は、水の民と面識がない。
いきなり行って信用しろ、作戦はこうだ、なんて言った所で向こうが動くのか。
ジェイは腑に落ちないながらも了承して良かったのか、気になり始めた。
わかった所で、彼に答えは変えられないが。





ついに長くここを拠点としてきたレクサリアも重い腰を上げる。
住民に化けた兵の放つ警戒の気が、ジェイには感じられていた。
勿論中には本当にただの民間人である人もいるため、その差がわかる彼にとってはおかしくも見える。
そのいつもとは違う雰囲気のせいで気付かなかったのだろう。
一人殺気立つような鋭い目で、横を過ぎる男が水の民だということに。
ジェイはそのまま橋を過ぎてダクトへ向かい、ワルターはそのまま言われたとおりに噴水広場を探した。





早く、モフモフ族のみんなを安全な所へ。
戦争なんかは、自分だけで片付けてやる。
血の匂いさえ彼らに届かないように。





頭にはもう、ミュゼットから言われた水の民の迎えのことは一欠けらしかない。
それも今は、押し込まれた計画の隙間に埋れてかたちは確認出来ないだろう。











2006.1.23
何だかんだいっときながら作るの大変だ。
うーん早く会わせたい。