『あのこは、受け入れられないと?』


『例外はあるものです。彼女の場合、未来を視ると我等に多大な影響があるのです。』



















『……貴女の運命を左右するものを、見ておきますか?』


『……結構です。』












































『今の世界よりも辛いものがあるでしょうが、頑張って下さい。』


「……好きじゃないな、その言葉。」


『…………直に好きになります。封印準備完了、あれを。』


「?」


『どうか貴女に幸あらんことを。』

















































『っ!!……邪魔をっ……』


『!!………しまった!』


《人体器官に影響!!……神力が吸収されました!》


『フォルトゥナ!そなたの行い神に在らざるもの!!我の名をもって厳罰に科す!!』


『………』














『行きなさいフォルトゥナ、彼女はあの世界で生きて行きます。こうなった以上もう手出しは出来まい。』


『……私は紛れも無い神………決して滅びぬ』


『それは唯一導きのみに委ねられること』







































セインガルドからそれ程遠くない小さな森。


湖や様々な木々のあるこの森には、モンスターや動物の他にたった一人だけ、女の子が住んでいた。


彼女はまだ十に満たない齢ながら、一つの墓標とともに自然に支えられ無事に生活していた。


しかし彼女は人。それなりの生活品が必要になることもあり、どうしてもお金が必要だった。


彼女は考えた。どうやったらお金が手に入るのか。


答えはあまりにも簡単なものだったが、それを実現することは極めて困難なことも簡単にわかる。


ところが彼女には、大きな強みがあった。


彼女は優れた運動能力と、不思議な力を持っていたのだ。


彼女自身、モンスターに襲われるまでそんなことには気付かずにいたが、今はこの力で生活しているようなものだった。


彼女は近くの町へ出かけ、仕事をすることにしたのだった。


与えられた名の無い透明の剣とともに。

































そして、幾年かの時を経た。








































始まりの発端、終。


2004.11.23
修正 2005.5.27

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